先日の、スタッフ オクグチの日々 「窓からの景色」 に乗っかって 笑
逆側、東大寺にある二月堂から見た、夕焼空の景色です。
普段は気がついたら日が沈んでることが多く、ならまちではぎゅうぎゅうと町家が密集しているので、夕日が沈む瞬間を見ることがないのですが、思い立って二月堂まで夕日を見にいってみました。
あら、鹿の親子も見に来るみたい
まだまだ日は沈みそうにないけれど、二月堂の舞台はとっても静か。
人もほとんどいないので、ゆっくり虫の声に耳を傾けながら日が沈むのを待ちます。
だいぶ低くなってきたけれど、まだ夕焼け色にならないのね
あ! 雲に隠れてしまった。
と思ったら、次の瞬間、雲の裾から一気にオレンジ色がこぼれ始めました。
雲と山の間の細い隙間から、どんどん姿を表すオレンジ色の丸い夕日。
その光が遠い街をキラキラと照らしている。
ああ、なんて綺麗なんだっ!
ふと、私は何年ぶりに夕日が沈むのを見たんだろう? と記憶をたどる。
毎日繰り返されている事なのに、数えるほどしか覚えていないし見た事もないのかもしれない。
なんだか勿体ない気持ちになって、少し悔しい…
帰り道、薄暗くなった森を抜けていると、カーカーとカラスの群が山に帰っていく。
子供の頃、夕方になると祖母と歌っていた 「夕焼け小焼け」 が頭の中を流れる。
歌のまんまだ。昔からずっと変わらないんだな。
(ナガタ)