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Feature

変化をたのしむ


 
 
ちょっと前までの、なんでもない日常は一体どこへ?
世界の各地で猛威をふるう新型コロナウイルスの影響で、生活は一変してしまった。
 
 
現在、妊娠8ヶ月。
ふたりのうちにと計画していた旅行もパー。
埼玉での里帰り出産も泣く泣く、断念。
会いたい友人とも会えなくなってしまった。
大好きなレストランにご飯を食べに行けない。
スーパーへの買い出しだって、なんとなくビクビクしてしまう。
 

できないこと、我慢しなくちゃならないことをあげたら、みんなもキリがないだろう。
 

それでもどんどん大きくなるお腹。
はじめ数ミリだったお腹の子はもう既に30-40㎝になっているようで、ウニョウニョ・ボコボコという胎動もだんだんと力強くなってきた。日々、私が深刻な状況になっていくニュースに不安を感じたり、立ち止まっている間にも、この子はモリモリ成長しているのだなぁ…と思うと、自分もちょっとでも前に進みたいという気持ちになってくる。
 

 
そういえば、今のように自分の環境がガラリと変わる出来事は少なくはなかったなぁ…と、ふと姉妹店NAOTのスタッフをしていた頃に書いた記事(naot.jp/blog/2017/19927)のことを思い出し、読み返してみた。

 
そう、わたしの「ずっと」はいつもあてにならないんだった! 確かに、自分の名字が変わるなんて、ましてや人の親になるなんて、1年前の自分は想像もしていなかったのだから。
なんだか、この文章を書いていた頃の自分に励まされた気分だ。

 
世界が変わってしまうのなら、身の回りの生活が、人が変わってしまうのなら、それに合わせて自分もよりよく変わったらいい。大なり小なり、今までもそうして生きてきたんだなと思うと、そう恐れることもないのかも知れない。
今をどう生きるか?楽しむか?うん、考えるべきことは変わらない。
 

そう思ったら、俄然気持ちがラクになった。
最近はおうち時間をめいっぱい楽しむようにしている。
 

 
美味しいお店のテイクアウトランチを週1回の愉しみに。料理家さんが公開しているレシピに挑戦したり、と自身のレパートリーも増化中。ある時は埃のかぶった夫のスーパーファミコンを起動させ、懐かしのゲームを堪能。活躍するのはもう少し先の話になるであろう、子の帽子やかぼちゃパンツづくりにも勤しんでいる。online飲み会ブームにも便乗してみたら、思いのほか楽しい…全国に散らばっている友人達の顔を久しぶりに見ることができた。まったく、文明に感謝である。どうしても外の景色が見たくなったら、運転練習を兼ねて車で山里へ行き、深呼吸をして帰ってくる。そんな、気分転換も忘れずに。
 
こんな状況でもなかったら、おそらくトライしなかったであろう事ばかりだ。
部屋の大掃除、断捨離もしたいなあ…!
 
楽しめること、やりたいことがどんどん溢れてくる。自分のできる事がじわじわ増えている実感があるのも嬉しい。忘れたくないな、この感覚。正解はないのだから、自分で答えをつくってしまおう。そうそう、「これでいいのだ。」と、バカボンのパパのセリフを胸にデーンと構えていよう。
 

 
ちょっと肩の力を抜いて
いつだって楽しむことを忘れずに
 
これから訪れるであろう変化も自分のペースで乗り越えていきたいな。
 


<オクグチ>