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ひざっこパンツと私 -スタッフ村上編-

ひざの部分がふんわり膨らむ形が特徴の「ひざっこパンツ」。
動きやすくて、夏は風が通って涼しく、冬は重ね着してあたたかい、年中履ける風の栖の定番パンツです。
 
そんなひざっこパンツについてスタッフたちがあれこれを語るシリーズ!
第5回目は、風の栖の洋服をデザイン担当、ひざっこパンツの生みの親でもあるスタッフ村上のお話です。
今回は、開発者の目線からたっぷり語ってもらいました。
 
 


スタッフ:村上(むらかみ) 身長163cm
ひざっこパンツ歴15年。生みの親。

 
 

Q:ひざっこパンツが生まれたきっかけを教えてください。

ストレッチのない細身パンツを腰で履いていた娘時代。
赤ちゃんのロンパースのように股下にホックのついた長ーーいシャツを合わせて、腰の隙間をカバーしていました。

体型は今より細かったのですが(笑)、座ったら、膝・股関節が締め付けられてきつかった..。
それでも格好よくみせたくて、ガマンして履いていました。
 
作り手になった今、私は、原点に戻って身体に優しい服を求めます。


 
 
縁あって、NAOTの靴を扱う仕事をするようになり、接客の服装も考えるようになりました。
靴を売るときは足元にしゃがんでの接客が必要です。
 

ロングスカートでは床の掃除になるし、踏まれたら大変。
座って、下着の見えるパンツは仕事場ではNG。
高い棚の商品をとったり、修理もする。
上下運動にも、どんな体勢でも、対応できるゆとりも欲しい。
ゆったりでも、スッキリ格好よく着たい。
 
そこで、仕事でも長時間の移動でも苦にならない、パンツを考えることに。

実際に商品化するときは、みんなで名前を出し合いました。
あーでもない、こーでもない..いろいろ話した中でいいね!と意見が一致したのが、 『ひざっこパンツ』 でした。

 
 

Q:ひざっこパンツの特徴と好きなポイントを教えてください。

基本のひざっこパンツは、丈短め。裾も少し広め。
身長163センチの私には少し短いけれど、自転車に乗る時は安心の長さです。


△自転車に乗っても引っかかることはありません。
 
冬は、いろいろなレッグウォーマーで遊びながら、寒さもしっかりカバーして履きます。
夏は、さらに折って細い足(?)を長く見せてサンダルです。


△サンダル / NAOT KAYLA Champagneカラー

 
それからさらにスタッフの要望がありました。
足首に向かって細くなり、丈も長めのものがほしい..!と。そうして生まれたのが『ひざっこスリムパンツ』です。

微妙なカーブ、丈の長さ、すそ幅を決めるのに一番悩みました。
試作の数も半端なかったです。

このパンツはパンプスにも合うので仕事にも使ってもらえます。
裾を折ってもいいので、身長も選びません。
足首も細いので、自転車も大丈夫。

 
次にまたまたスタッフの要望で作ったひざっこパンツロング。
今は私の定番パンツに。

ただ、身長が低い方のロングは、自転車に乗るときには気をつけて下さいね。
なんて、つい、お節介な私は考えてしまいます。
 
 
パンツは安心して自転車にも乗れるかどうか、これが私が大切にしている基準です。


△いつもの自転車乗るときのスタイルで。

 
 

Q:好きな生地を教えてください。

ひざっこパンツは最終的に縫製工場へ依頼するまで、何パターンも作ります。
スタッフに何回も履いてもらい、意見を貰って、また作り—-また作り—-繰り返して、完成するのです。
ですので、私の持っているひざっこパンツは、ほとんどが自分で縫った「試作品」です。
 
 
そんな試作品で、好きでよく履くのは、ひざっこパンツの「白の中厚地の綿」。

白は、トップスを選ばないので忙しい時にも、重宝します。


 
 
冬は、「ツイードの綿」もお気に入り。

洗濯機で洗って、アイロン要らず。


 
そして、「シャカシャカ」


軽くて、薄くて、旅の必需品。


△「シャカシャカ」とはポリエステル素材のひざっこパンツのことです。

 
そして、最近のもう一つのお気に入りは、ひざっこスリムパンツの「刺し子」

この生地に出会った瞬間、一目惚れ。
ひざっこパンツを履く自分の姿が、浮かびました。絶対に似合う!と..(笑)
早速作って、納得。さすが、大切にしたい日本の伝統生地ですね。
 
 
これからも、この刺し子布でワクワクする物作りがしたいなと思います。
たのしみが、また一つ増えました。
 
 
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ひざっこパンツロングについて
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