石が好きで、川やら海やら、水辺に行く際には下を見て歩くことにしている。
ひんやりとしてじっとそこにいる石たちをみつけるために。
海に友人たちと訪れて、石を集めて石講評会
(各々があつめた石を披露しあって、それぞれの良さを称える会)をした。
集めた石の感じで、なんとなくその人の人となりがわかるので、この遊びはなかなか面白い。
ここの海はつるつるとしてやさしい石が多かった。
毎回ついつい自分の好みの、つるりと丸く、マットな質感の石を集めがちなので
たまにはゴツゴツしたものも集めてみるかと思ったけれど、結局目につくのは、 いつも拾ってしまう形と同じようなものばかり。
多様性には程遠い。
これもいいあれもいいと、どんどこどんどこ集めていって
気づくとサンタさんが担ぐ、プレゼントが入ったようなパンパンの袋をもっていた。
そういえばこの数ヶ月前にも、
川で素敵な石たちをパンパンに詰めてお家に持ち帰ったんだった。
このままではお家の床が抜けてしまうと思い、泣く泣く6個の厳選メンバーを向かい入れる。
こことは違う光があたる部屋でこの石たちを見たら、どんな風に見えるのか。
早く窓辺に飾りたい。